ゼプトなブログ

ゼプト【Zepto】とは基礎となる単位の0.000 000 000 000 000 000 001倍(十垓分の一)の量を示す単位。そんな微小な話題を中心に、かつて撮りためた「ステキな看板」を紹介します。

プロポーザルの意義

前年度に某行政機関からプロポーザルで受注した仕事が、本年度の更新で、見事に落選した。

ぼくたちが提示した(前年度と同じ)見積もり金額よりも「安い会社と契約をしたので、すみません」と言われました。

でも企画の内容は、ぼくと息子が一生懸命考えたものをそのまま継承したいと言う。「いいですか?」と言われて、さすがに「ダメです」とは言えなかった。

 

そもそもプロポーザルは、金額で決めるのではなく、企画や提案が優れているものを選出するのが目的なはず。

契約方法も随意契約(業者指定契約)として地方自治体法で決められているから、立案した企画の進行中は、受注できるものと過信していた。でも実際は、半年間という契約期間にしか効力がないわけですね。特許と同じで、半年過ぎれば誰でも企画を自由に使える、ということか。

前年度の企画がダメで、改めて業者をプロポーザルで選出し直すんだったら仕方がないけど。

一度企画が動き出せば、同じ企画を引き継いでも、次からは見積もりで安い業者を選択するなんて。悔しいなぁ。無情だなぁ〜。

 

でも、市民の皆さんからの税金を少しでも有効に使うためには、1円でも予算を抑えたい、そんな言い分も確かに理解できる。

 

ま、それが社会というものか。

 

今回のプロポーザル、ゼロからの企画でいろいろ考えていたあの頃の自分が、とても不憫でならない。

1回あたりわずかな予算で取材・撮影・記事・デザインのすべてをこなすのは大変だったけど、正直楽しい仕事だったなぁ〜。

これからはぼくたちの仕事を認め、末長くお付き合いをしてくださる方々を大切にして、がんばるしかないです。

2004年頃の看板 01

本日の看板アーカイブ

 

髪の毛がいい味してます

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コーヒーを飲む女性のイラスト。

鼻や口も描かれていなくて、妙に手抜きっぽいのに、首から生えている髪の毛だけは超リアル。意図的なのか、それとも看板アーティストが力尽きたのか。

いずれにしても、いい味しています。

(六日町市にて)

 

なんでも彫れ彫れ!

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なんでも彫るこの工房。

なんとビックリ! 右下をご覧ください。

車のナンバープレートまで偽造してくれるみたいです。

(六日町市にて)

 

では、また!

2003年頃の看板 07

 

本日の看板アーカイブ

 

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この看板は「ナニコレ珍百景」にも登場したことがある。

長岡市の川に架かっている小さな橋からのお願いだ。

※実はぼくもナニコレ珍百景に出たことがあります。→こちら

 

そして、もうひとつのお願いは、

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一見落書きのように見える、切実なお願い。

会社の外観をスプレーで汚してまでも「カンをすてないでほしい」、その想いに胸を打たれました!

十日町市にて)

番外 - 誇大広告

ネットやSNSが普及して、だれもが簡単に自分の意見や批判を伝えたり指摘できる昨今。

たったひとりが言い出した「批判」におもしろがって同調する人たちが群がって、たくさんの時間と費用を費やした広告やキャンペーンが簡単に中止になってしまう昨今。

きっとこんなDMが届いたら、大きな反響を呼ぶだろう。

 

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家庭教師のKATEKYOから2006年、当時中学2年生だった次男のもとに届いたこのDM。

まさに誇大広告の極みですね。

成績やヘアスタイルはよしとしても、顔の輪郭や足のサイズ、骨格まで変わるんだから、KATEKYOの教育効果は尋常じゃない。

青山学院大学を卒業した知広くんは今頃どこで、どんな仕事をしているのだろうか?

番外 - スキー板の再利用

さて、今回は2003年頃に見つけたスキー板の再利用の風景を、ふたつご紹介。

 

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十日町で見つけました。冬囲いとして再利用。

なかなかのアイデアだと思っていたら、草津温泉ではもっと工夫していました。

 

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スキー板でベンチを作るとは!

まさに創意工夫ですね。

この時期、なんらかの創意工夫で乗り越えたいものです。

 

では、また!

2003年頃の看板 06

本日の看板アーカイブ

 

夢を見るならここ!

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ここに住んでこそ、トレソディーな夢がありますよ!

山形県高鼻町で発見)

 

開放的なお手洗い

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さすがにこの場所では、ちょと無理かな。

村上市のイヨボヤ会館付近)

 

あしたもがんばるぞ!

では、また!

2003年頃の看板 05

本日の看板アーカイブ

先日前を通ったら、ふたつとも消えていた。幻の看板となりました。

 

空中浮揚する顔

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職人の心意気感ずる家造り

煙突のあるかわいい家の木陰で、笑いながらふわふわ漂っている生首たち、といった設定であるワケないんでしょうけど、インパクトがある看板でした。

ハチマキをしている人が、職人さんでしょうか?

柏崎市某所にて)

 

ラー屋とは何だ?

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麺を作らないラー麺屋はただのラー屋だ

地元ではかつて何軒かあったラーメンチェーン店の秀逸したコピー。

言ってることは「なるほど!」と思ったけれど、ラーメンのメンが「麺」なら、ラーメンのラーとは何だ?…と、逆に素朴な疑問を持ったものでした。

ちゃんとした語源があるでしょうが。

長岡市古正寺にて)

 

では、また!